札幌で一人暮らしを始める学生のためのマンションの選び方

札幌の大学や専門学校などに合格し、初めて一人暮らしを始める学生さんにとって大切な「部屋探し」。学校の近くがいいのか、どんなマンションがいいのか悩みは尽きないでしょう。

今回は、札幌で一人暮らしを始める学生さんのためのマンションの選び方や注意点などについて詳しく説明します。

短大や専門学校へ行く人は2年間、大学へ行く人は4年間住むことになる自分のお部屋です。後悔しない部屋探しをしましょう。

学生が札幌で一人暮らしを始める際のマンションの選び方

初めての一人暮らし、マンション選びで不安なことも多いでしょうが、新しい生活のことを考えるとワクワクしてくるのではないでしょうか。

少しでも理想のお部屋に住みたい、と思うかもしれませんが、学生の本分は勉強です。部屋探しをする際も、このことを忘れないようにしましょう。

札幌で一人暮らしを始める学生さんのためのマンションの選び方で、チェックすべきポイントについて説明します。

場所

大学など学校の近くに住むか、それとも地下鉄で通える範囲の場所に住むか迷う人も多いでしょう。ここで考えてほしいことは、冬季間の通学時間です。学校の場所によっては、近くに住むことを選んだ方がよい場合があるのです。

もし、学校の近くに住むのではなく地下鉄などを利用して通学する場合、北海道大学のように地下鉄の駅から学校まで歩いていけるのであれば問題ありません。しかし、駅からバスに乗り換えが必要な場所にある学校だと、冬季間は時間がかかることを覚悟する必要があります。

バスだけではなく、JRで通学する場合も冬の天候が悪い時は遅れる可能性があります。場所によっては、学校まで徒歩圏内の近くのマンションを選ぶようにしましょう。エリアによっては、学校から離れた場所の方が家賃は安いかもしれません。その場合でも、地下鉄1本で通学できるよう、乗り換えの必要がない場所のマンションを選ぶことがポイントです。地下鉄であれば、事故以外はほぼ運休になることはありません。

自転車で通学しようとしている人も、冬は雪が積もれば乗れなくなります。札幌での部屋探しは、冬季間の通学のことを考えるようにしましょう。

ただ、大学などからマンションがあまりにも近すぎると、友達が帰り道や休講となった時に遊びにくることが多くなるかもしれません。それは嬉しいことでもありますが、自分の時間がなくなってしまうデメリットにもなります。

家賃

仕送りの金額によってもどのくらいの家賃のマンションを探せばいいかは変わってきますが、実際に部屋探しをしていると予算オーバーの良いお部屋が目に留まることもあります。「家賃が高いけど、バイトしていい部屋に住もう」と思うかもしれません。しかし、テスト期間や就活に入ると、バイトする時間は削られていきます。仕送りで生活していける範囲で家賃を設定し、お部屋探しをしましょう。良いお部屋に住むことは、社会人になるまでとっておいて下さい。

部屋の設備、階数など

冬季間は、通学時間だけではなく暖房費にも注意が必要です。お部屋の暖房機器は、できれば都市ガスか灯油のところにしましょう。プロパンガスだと暖房費がかなり高くなります。都市ガスの方が家賃は高めですが、冬の暖房費のことを考えるとトータルでは安くなるでしょう。

また、家賃は階数によっても違いますが、1階はおすすめしません。女性の場合は治安の問題もありますが、家賃が安くても1階だと部屋は寒く、冬は光熱費が高くなります。天井が高いロフトタイプのお部屋も、冬は下の方の部屋が寒く、夏は上のロフト部分が暑くなるので、同じく光熱費がかさむでしょう。

札幌での一人暮らしなら「学生会館」や「家具付きマンション」もおすすめ

札幌には、学生向けの物件として「学生会館」や「家具付きマンション」もあります。初めて一人暮らしをするとなると、本棚やカラーボックス、冷蔵庫や洗濯機など必要になりますが、少しでも初期費用は抑えたいもの。また、自分で料理することに自信がない人も多いでしょう。そんな方に学生会館や家具付きマンションはおすすめです。

それぞれの特徴についてご紹介します。

学生会館

中央区に住みたいと思っても、家賃が高くてあきらめる人も多いかもしれません。しかし、学生会館であれば大通近辺、札幌駅近辺にも多数あるので、念願の中央区に住むことも可能です。

お部屋には机やイスなど完備されているところも多いので、引っ越しもラクです。自炊するとなると栄養面が心配になりますが、学生会館であればホテル並みの食事メニューを提供していたり、体調が悪い時にはおかゆを作ってお部屋まで届けてくれるというサービスをしているところも。

防犯対策に関しても、管理人が常駐しているところも多いので家族も安心できるでしょう。

ぱっと見は館費が高いと感じるかもしれませんが、食事などすべて込みと考えると決して高くはありません。

また、男子のみ、女子のみというところや自炊できるところもあります。

家具付きマンション

家具だけではなく家電付きマンションもあります。一人暮らしを始めるとなると、いろいろと生活するための物を揃える必要がありますが、家具付き、家具家電付きマンションであれば初期費用を抑えることができます。現在札幌から離れて住んでいる遠方の方だと、引っ越し費用もかからないので特におすすめです。

最新の家具や家電製品は期待できませんが、卒業後は別のところへ引っ越しすることを考えれば日常生活上は何の問題もありません。

不動産会社と上手に付き合いましょう

初めての一人暮らし、そして部屋探し。わからないことがたくさんあるでしょう。そんな時は、不動産会社へ相談してみましょう。学生におすすめの物件、少しでも安い家賃のところなど質問して聞いてみるのです。メールやLINEで対応している会社もあります。

また、大学などと提携し、お部屋探しのサポートをしている不動産会社も。通常は家賃の1ヶ月分かかる手数料が無料となるなどの特典を提供している会社もあるので、ぜひチェックしてみましょう。