ウィークリーマンションを札幌で一泊だけ利用する場合の選び方
物件探しのために札幌に宿泊しようと思った時、ホテルよりも安いという理由でウィークリーマンションを一泊だけ利用することを検討する人もいるでしょう。
しかし、一泊だけ利用する場合は、必ずしもウィークリーマンションの方が安いとは限りません。
今回は、ウィークリーマンションの料金体系や一泊だけ利用する場合の選び方について詳しく説明します。
目次
ウィークリーマンションの料金体系について
ネットで札幌のウィークリーマンションの料金を検索すると「2,000円/日」というように、かなり料金が安く設定されていることがわかるでしょう。部屋の広さや間取りによっても違いはありますが、ホテルよりも安いとほとんどの人が感じるのではないでしょうか。
しかし、実際には利用料の他にいろいろな費用がかかります。1ヶ月など長期利用するのであればウィークリーマンションの方が安いのですが、一泊だけの利用となるとビジネスホテルの方が安くなる可能性もあります。
まずは、ウィークリーマンションの料金体系について頭に入れておきましょう。
利用料、賃料
ホテルの宿泊料金は一泊で表示されていますが、ウィークリーマンションは1日当たりとなっています。2,000円/日と書いてある場合は一泊だと4,000円になります。
寝具レンタル代
ホテルであれば宿泊代金に含まれていますが、ウィークリーマンションの場合は利用料に含まれていません。施設によっては掛け布団など一部のものだけ料金に含まれている場合もありますが、寝具レンタル代として別途かかります。
清掃代
これもウィークリーマンションのみかかる代金です。1回分として加算されるため、たとえ1泊しかしていなくても請求されます。金額は利用日数によっても変わりますが、短期利用であっても1万円以上かかります。
光熱費、事務手数料など
光熱費や事務手数料なども別途かかります。また、北海道特有の冬の気温の低さから、冬季料金を設定しているところもあります。
札幌でウィークリーマンションを一泊だけ利用する場合の選び方
札幌で一泊だけ利用するためにウィークリーマンションを探す場合、本当にホテルよりも安いのか、しっかりと比較してから選ぶ必要があります。
ウィークリーマンションにもいろいろなタイプがあります。条件や設備等を確認して、選び方で失敗しないようにしましょう。チェックポイントについて説明します。
料金
ここが一番大切なポイントです。先ほども説明しましたが、ウィークリーマンションはの料金表示は1日となっています。ビジネスホテルの宿泊代金と比較すると安いと感じるかもしれませんが、一泊の場合は倍にすることを忘れないようにしましょう。ただし、一泊から利用可能のウィークリーマンションは、料金も一泊と表示されているケースもあります。
利用料が2,000円/日と掲載されていると「安い」と感じるかもしれませんが、実際にはいろいろな費用が加算されるため、高額となる場合もあります。一例をご紹介します。
例 利用料一日2,000円のウィークリーマンションに一泊する場合
- 利用料 2,000円/日✕2日間=4,000円
- 光熱費 700円/2日間=1,400円
- 清掃代 15,000円/1回
- 寝具レンタル代 5,000円(1組)
合計 25,400円
あくまでも例ですが、この代金を見るとホテルの方が安いと感じかもしれません。ただし札幌の場合は、夏の観光シーズンや雪まつりの時期など、特定の期間はビジネスホテルであっても料金はかなり高額になります。物件探しをする時期によっては、一泊であったとしてもウィークリーマンションを利用した方が安くなる場合もあります。
利用人数によっては追加代金もかかるなど、ウィークリーマンションによって条件はそれぞれ違います。ホテルと同じように宿泊できるプランを提供しているウィークリーマンションもあるので、一泊であれば条件などをよく確認して選ぶようにしましょう。
ウィークリーマンションを検索するサイトでは、日数や利用人数を入力して利用料金をシミュレーションできるようになっているものもあります。そのシステムがあれば、実際に入力して料金がいくらくらいになるのか算出してみましょう。
場所
地下鉄の駅の近くなど場所を優先して選ぶ場合、自家用車で行く人は駐車場の有無を調べるようにしましょう。なければ近くの有料駐車場を利用する必要があるため、料金が発生します。
設備や備品、アメニティなど
ホテルの場合は歯ブラシなどのアメニティやタオルなどの備品が部屋に置いてありますが、ウィークリーマンションだとついていないところがほとんどです。
しかし、ウィークリーマンションは長期滞在で生活できるようになっているため、電子レンジや冷蔵庫、掃除機などホテルにはないものが設備として置いてあります。
ウィークリーマンションを探す場合は、どんな設備があるのか確認して選ぶこともポイントです。
部屋の広さ
ホテルと同じく、部屋の広さ、間取りによって料金も違います。4人家族で利用するのであれば、広めのお部屋を探すようにしましょう。
ホテルの部屋の広さと比較するとウィークリーマンションの方が広いため、ゆっくりと過ごすことができます。
最低契約日数
ウィークリーマンションの利用条件として、最低契約日数が設定されています。1日からでもOKというところもあれば、最低7日から、マンスリー(1ヶ月以上)など長期のみというところもあります。料金が安くても2日だけだと利用できない可能性もあるので、しっかりチェックしましょう。
手続き方法
ビジネスホテルであれば、ネットで空室を確認してすぐに予約することができますが、ウィークリーマンションの場合は違います。空き状況を確認し空室だったとしても、申込書や契約書の提出が必要となるため、時間がかかります。
一泊から利用できるウィークリーマンションであれば、ホテルと同じように利用することもできますが、一般的なウィークリーマンションを利用する場合は手続きに時間がかかることを覚えておきましょう。
札幌に一泊して、上手に物件探しをするためのコツ
「一泊二日あれば、希望の物件も見つかるだろう」そう考えるかもしれませんが、実際に一日で見ることができる物件の数はそう多くはありません。同じエリアであれば5~6件くらいは見ることができるかもしれませんが、札幌の東と西など場所が離れている場合は難しくなります。
二日間で希望の物件を見つけたいのであれば、札幌へ行く前の事前準備が大切になります。効率的に物件探しをするためのコツについて説明します。
内見する候補物件を絞っておく
1つの物件に対し、内見の時間は多めに見ても15~20分くらいでしょう。しかし、移動の時間等を考慮すると、5~6件回るために約2~3時間かかることが予想されます。
1件あたりの内見の時間を短くすればもっと多く回れるかもしれませんが、明るい時間帯に見た方が日当たりなどをチェックすることができます。そう考えると、やはり多くても5~6件が限度でしょう。そうなると、自分が内見したい物件を絞っておく必要があります。
物件を探す前に、絶対に譲れないポイント、妥協できるポイントなど書き出してみましょう。その後はネットなどでしっかり下調べをし、内見の時間を有効に使えるように準備します。
不動産会社は1日1社と決める
1日で何件かまとめて内見したいのであれば、不動産会社は1社に決めることをおすすめします。その方がスムーズに回ることができるからです。
不動産会社を決めたら内見へ行く日や時間を連絡し、「1日で5件くらい回りたい」「今候補に挙がっているところはここだが、他にもこういう条件でおすすめの物件はないか」ということを聞いてみるのです。どんなに調べても、現地のことはそこに住んでいる人しかわかりません。不動産会社のスタッフに探してもらうことも一つの手段です。
そして、その不動産会社の対応もチェックしましょう。もし、対応が悪いようであれば他の不動産会社へ同じように電話します。ここで大切なことは、メールで問い合わせるのではなく、電話ですることです。任せられる不動産会社かどうかをしっかりと見極めましょう。
自分の希望にあった物件を探すためには、労力を惜しまないこと。物件探しには欠かせないことです。