住みたい街ランキング札幌版TOP10をご紹介!選ばれた理由とは
毎年SUUMOが発表している住みたい街ランキング札幌版。気になる2020年度の分ランキングが発表されました。
そこで今回は、そのTOP10のエリアと選ばれた理由をご紹介します。やはり上位に選出されたのは地下鉄沿線のエリアが多く、雪が多い札幌ならではなのかもしれません。
また、インターネットに掲載されている口コミなどの情報も併せてご紹介します。札幌の人気エリアをのぞいてみましょう。
目次
住みたい街ランキング札幌版第1位【さっぽろ】
北海道新幹線札幌延伸を控えているJR札幌駅のある「さっぽろエリア」が第1位となっています。しかも第2位との差も大きく、圧勝とも言える結果に。
選ばれた理由は、JR線だけではなく、地下鉄南北線と東豊線、バスも利用できる利便性が良いことはもちろんですが、大丸やエスタなど買い物にも便利で、暮らしやすいということもあります。
自然が少ないと思われるかもしれませんが、札幌駅から徒歩約10分のところにある「北大植物園」へ行けば、13.3haの園内で四季折々の花を鑑賞することもできます。
また、タワーマンションなど高層マンションも増えてきているので、眺望の良い部屋に住みたい人にはおすすめのエリアです。
中心部で人気も高いことから、家賃は札幌市の相場よりも高めです。さらに駐車場も少なく月極料金も高いので、車を持っている人には住みにくいかもしれません。
口コミ
- R、地下鉄、バスなど交通機関がそろっているので、市内だけではなく新千歳空港や小樽などどこへ行くにも便利。
- 終電を気にせず、ゆっくりイベントや飲み会などを楽しむことができる。
- 医療機関も多く、万が一の時でも安心。
住みたい街ランキング札幌版第2位【円山公園】
札幌の高級住宅街である「円山公園」、おしゃれな街という印象が強いですが、魅力はそれだけではありません。
花見や紅葉狩りを楽しめる円山公園、北海道で最初にできた円山動物園、パワースポットとして人気の北海道神宮など自然を感じることができる場所が多いこと、そして文教エリアとしてファミリー層にも人気が高いことが選ばれた理由となっているようです。
地下鉄東西線を利用すれば大通駅までは6分と中心部までも近く、バスターミナルからは新千歳空港行きのバスも出ているので、利便性でも問題ありません。
こちらも家賃の相場は高めですが、物件数は多いので、自分の予算に合う物件が見つかる可能性もあります。
口コミ
- 駅直結のマルヤマクラスには、スーパーや100均、飲食店、スポーツクラブなどいろいろなお店が入っているので、買い物にも困らない。
- このエリアは公立の小学校でもレベルが高い。塾や習い事教室も多いので、子育て世代にはおすすめ。
- 治安がよいので、安心して子どもを遊びに行かせることができる。
住みたい街ランキング札幌版第3位タイ【琴似】
札幌市西区で一番の繁華街と言われている「琴似」が第3位に選ばれた理由は、JR、地下鉄、バスが利用できる交通の利便性の良さです。JR琴似駅と地下鉄琴似駅は約800m(徒歩約10分)離れていますが、この2つの駅を結んでいる琴似本通には西区役所、飲食店、コンビニなどたくさんのお店が並んでいます。
さらに、JR琴似駅の近くにはイトーヨーカドー、地下鉄琴似駅にはイオンがあるので、お買い物にもとても便利です。また、琴似バスターミナルは地下鉄琴似駅直結となっています。
中心部へのアクセスは、JR快速利用で札幌駅までは6分、地下鉄利用で大通まで11分です。
これだけ便利で住みやすい街なのですが、家賃の相場は比較的安めで、新築マンションもどんどん増えてきています。
口コミ
- 居酒屋や飲食店も多いので、すすきのまで出なくても十分。
- お店が多いので、とにかく買い物に困らない。
- 地下鉄もJRも利用できるので、車がなくても生活できる。
住みたい街ランキング札幌版第3位タイ【大通】
地下鉄3路線すべて利用でき、市電も乗ることができる「大通」。地下歩道もあるので札幌駅やすすきのへも歩いて行くことができることが最大の魅力でしょう。
選ばれた理由は、上記のような交通の利便性はもちろんですが、札幌の中心部であっても大通公園で自然を感じることができる、洋服や雑貨などのお店が多いのでショッピングを楽しめるなどということもあります。
家賃の相場は、札幌で一番高いと言えるでしょう。人も車も多く常に賑やかなので、騒音が気になる人には向かないなどデメリットもあります。
口コミ
- 大通公園でのイベントをゆっくり楽しめる。
- 飲食店が多いので、どこで食べようかとかえって迷ってしまう。
- 一人暮らしには向いているが、保育園激戦区なので小さな子どもがいる人は覚悟が必要かも。
住みたい街ランキング札幌版第5位【新さっぽろ】
札幌の副都心と言われている「新さっぽろ」、こちらもJR、地下鉄、バスが利用できる利便性の良さが選ばれた理由です。琴似とは違って、JRの新札幌駅と地下鉄の新さっぽろ駅は連絡通路でつながっており(徒歩約5分)、バスターミナルやサンピアザ・デュオなどの商業施設ともつながっている便利な街です。さらに、駅前の再開発が進んでいるので、今後の発展も楽しみなところでしょう。
また、大通まで地下鉄だと19分かかりますが、始発駅となっているため座って通勤、通学できることも魅力です(JR快速利用だと札幌駅まで約10分)。
駅周辺は賑やかですが、一歩離れると住宅街が広がり、公園も多いためファミリー層には特におすすめ。家賃の相場も安めで、2LDK以上の物件も比較的多くあります。
口コミ
- 天候によって交通機関も選ぶことができ、駅周辺は買い物に便利。さらに自然も多いので、子どもを遊ばせることもできる。
- 駅から離れた場所に住むなら、車があった方が便利かも。
- 水族館や科学館などの施設もあるので、子どもを連れていろいろ遊べる。
住みたい街ランキング札幌版第6位【桑園】
TOP10の中で唯一地下鉄駅ではないエリアとして第6位に選ばれた桑園。札幌駅の隣の駅で、札幌駅までは3分で行くことができ、駅前のバス停から円山公園や琴似、新千歳空港行きのバスも出ています。ただ、地下鉄の駅までは遠く、桑園駅から二十四軒駅まで約1.5km、西18丁目までは約1.7km離れています。
選ばれた理由は、比較的治安が良いこと、駅前にはイオンがあり、札幌市中央卸売市場場外市場へも近いため、買い物する環境も良いことがあげられます。また、市立病院をはじめ、クリニック、動物病院など医療機関がたくさんあるため、安心して住むことができるでしょう。
同じ中央区のさっぽろや大通と比較すると家賃の相場は安めですが、他の区よりは高めです。
口コミ
- 市立病院が駅の近くにあることから、道路の除雪もしっかりしてくれているように感じる。
- 札幌駅と一駅しか離れていないのに、静かな環境で過ごせることが魅力。
- JRは雪の影響を受けることが多いので、タクシーを使うことも多い(それでも札幌駅まで1,000円もかからない)
住みたい街ランキング札幌版第7位【麻生】
地下鉄南北線の始発駅である「麻生」は、何でもそろっているバランスの良いエリアと言っても過言ではありません。それが選ばれた理由ともなっています。
麻生駅直結の麻生バスターミナルからは、新千歳空港行きやモエレ沼公園行きのバス、麻生駅から徒歩約10分のところにはJR新琴似駅もあり、利便性も問題ありません。地下鉄は始発駅なので、ゆっくり座って通勤、通学でき、さっぽろ、大通やすすきのへも乗換なしで行くことが可能です。(地下鉄でさっぽろまで10分、大通まで11分、すすきのまで13分)。
また、麻生駅周辺にはイオンがあり、居酒屋や飲食店、カラオケ店やボウリング場などもあり、買い物にも遊ぶ場所にも困りません。駅から徒歩5分のところには、ニトリの店舗の中でも大型の「ニトリ麻生店」があり、麻生周辺だけでほぼすべてのものが揃います。
家賃は安めで、どの年齢層の人であっても住みやすいと言えます。
口コミ
- イオンや商店街もあり、買い物するのに便利。
- 飲み屋街の近くだと、治安があまり良くない。
- 駅前のイオンやニトリにも駐車場があり、高速のインターチェンジも近いので、車を持っている人にも住みやすい。
住みたい街ランキング札幌版第8位【北24条】
南北線の始発駅であった「北24条」周辺は繁華街で第2のすすきのとも言われ、夜遅くまで賑わいを見せるエリアです。また、地下鉄利用でさっぽろまで6分、大通まで7分、すすきのまで8分とアクセス抜群、バスターミナルからは新千歳空港行きなどのバスも出ています。
選ばれた理由は、交通の利便性が良いことと、深夜まで営業しているスーパーがあって便利なことなど生活しやすいことがあげられます。
北大や武蔵女子短大が近いため学生も多く住むエリアとなっており、家賃相場は安めとなっています。
口コミ
- 北区役所があるので、手続きなどしに行きやすい。
- おしゃれなカフェから居酒屋までいろいろあるので、すすきのまで行かなくてもグルメを楽しめる。
- 車通りも多いので、夜になるとうるさく感じることもある。
住みたい街ランキング札幌版第9位【バスセンター前】
話題の創成川イーストエリアに近い「バスセンター前」周辺は、地下鉄東西線駅の中でも人気が高くなっています。
選ばれた理由は、さっぽろ、大通、すすきのへすべて徒歩圏内で行けることでしょう。バスセンター前駅と大通駅とは地下通路でつながっているので、冬でも歩いて行くことができます。また、サッポロファクトリーも近くにあり、医療施設も揃っているので、生活する上でもとても便利なエリアです。
家賃の相場は高めですが、これからますます注目を集めるエリアとなっていくでしょう。さらに、高層マンションも増えてきているため、今後円山公園のような高級住宅街になっていくかもしれません。
口コミ
- おしゃれなカフェや創成川公園など、休日に楽しめる場所がたくさんある。
- 2つのバスセンターから新千歳空港、函館など北海道各地行きのバスに乗れるので便利。
- 二条市場も近いので、観光客気分にもなれる。
住みたい街ランキング札幌版第10位【平岸】
住宅街という印象が強い「平岸」ですが、駅周辺は賑やかで、地下鉄一本ですすきの(6分)、大通(8分)、さっぽろ(9分)へ行けることが魅力です。
選ばれた理由は、スーパーや飲食店が多く生活しやすいことと、豊平公園(平岸駅から約1.3km)やきたえーる(平岸駅から約1.6km)が近く、豊平川まで足を延ばせば河川敷道を散歩やジョギングすることもできることがあげられます。さらに、豊平公園内温水プールや平岸プールも近くにあるので、体を動かすことが好きな人にはおすすめのエリアです。
家賃の相場も安めで、ファミリー層からの人気も高いようです。
口コミ
- 夜遅くまで営業しているスーパーもあるので、生活しやすい。
- 家賃も安く、家族で住むのにも向いている。
- 住宅街なので静かに暮らせる。すすきのまで近く、タクシーで帰ってきても1,000円前後で済む。
まとめ
札幌の住みたい街の第1位は「さっぽろ」でした。やはり、札幌の中心部としてなんでも揃っているということが一番の理由でしょう。
しかし、「住みたい街=住みやすい街」とは限りません。一人暮らしなのか夫婦で住むのか、または家族で住むのかによっても住みやすいと感じる基準は変わるでしょう。
また、自分が住む場所を決める際は、何を優先するかを考えることも大切です。家賃を優先して選ぶのか、通学、通勤時間がかからない場所を選ぶのか…じっくり考えましょう。