札幌でタワーマンションの賃貸物件探す際のポイント
近年タワーマンションの建設ラッシュが続く札幌ですが、一度は札幌のタワーマンションに住みたいと賃貸物件を探している方も多いのではないでしょうか。
ただタワーマンションを選ぶ際は、場所や賃料に加え、設備や施設なども考慮した上で慎重に選ぶことが大切です。
そこで今回は、札幌のタワーマンション事情や賃貸物件探す際のポイントについてご説明します。
目次
札幌のタワーマンションの賃貸物件は人気
建築技術の進歩とともに、近年20階以上のタワーマンションが続々と建設されるようになり、調べてみたところ札幌でも2008年以降、10棟以上のタワーマンションが建設されていたことがわかりました。
タワーマンションの賃貸物件が多いのは「中央区」
テレビ塔の隣に建つタワーマンション「シティタワー札幌大通」、人気の円山エリアにそびえ立つ「シティタワー円山神宮鳥居前」、北海道初の高級賃貸マンション「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」など、タワーマンションは中央区に集中しています。
今後も中央区周辺を中心にタワーマンションの再開発が進んでいくようですが、「どうせ住むなら立地のいい場所に住みたい」というニーズの高まりが中央区に集中している理由のひとつといえます。
特に年配の方のニーズが高まっており、
- 冬雪かきをしない生活をしたい
- 一度は札幌中心部へ住んでみたい
- 定年退職を迎えた自分へのご褒美に
などの理由から、タワーマンションの賃貸物件を探す方が増えています。
「住んでみてライフスタイルに合わなければ解約すればいい」という理由も手伝い、郊外に戸建てを所有しながら賃貸を探す方も増えているのが現状です。
タワーマンションの賃貸物件を選ぶ際のポイント
タワーマンションの賃貸物件を探す際、最も気になるのは賃料でしょう。
賃料に関しては住む階やグレード、間取りによって異なるため、今回は賃料とは別にタワーマンションを選ぶ際のポイントについてご紹介します。
共用スペースは要チェック
タワーマンションの施設や設備は、ターゲットにしている世帯に合わせて決められていることがほとんど。そのため物件を選ぶ際は、ご自身に合う施設や設備が備わっているかを確認することが大切です。
基本的な設備としては、
- 宅配ボックス
- ロビーラウンジ
- 防犯カメラ
などですが、他にも
- コンシェルジュサービス
- スカイラウンジ
- ゲストルーム
- パーティルーム
- フィットネスジム
などの設備が備わっているタワーマンションもあります。
どれも魅力的ですが、賃貸の場合、全てのサービスを受けられるかどうかはわからず、使用するたびに料金がかかったり、使用制限がある場合もあるので注意が必要です。
エレベーターの台数と速度
タワーマンションは高層階ゆえの不便さがあり、そのひとつにエレベーター問題があります。最近のタワーマンションはエレベーターも複数台あり、速度も申し分ないですが、朝や夕方など通勤・通学の時間帯は混み合います。
高層階に住むと朝のゴミ捨てだけで時間がかかってしまうこともあるので、エレベーターの設置台数や速度は事前にチェックすると安心でしょう。
意外と高額な管理費に注意
タワーマンションの賃貸物件を探す際は賃料に注目しがちですが、見落としてはいけない項目が「管理費」です。
タワーマンションは快適さを維持するがために、低層のマンションよりも管理費が高額に設定されています。また、サービスが充実しているタワーマンションほど管理費が高額になっているので、賃貸物件を探す際は管理費にも注目して選びましょう。
住んで実感、タワーマンションの低層階に住むメリット
「せっかくタワーマンションに住むのだから、やっぱり高層階に住みたい」という方は多いでしょう。眺望も良く、何よりタワーマンションに住んでいるというステータスを味わえます。しかし、タワーマンションの低層階には高層階にないメリットもありますので、その良さも知った上で選ぶことをおすすめします。
費用を抑えられる
タワーマンションは上に行けば行くほど高くなります。低層階であれば質の高いサービスを保ちながら費用を抑えて住むことができますし、賃貸なので固定資産税もかからず、リーズナブルな価格でタワーマンションに住むことが可能です。
ライフラインがストップしたときに対処しやすい
2018年北海道胆振地方を中心とする大地震が襲った際、北海道全域がブラックアウト状態になりました。ライフラインがストップする事態に陥ったわけですが、多くのマンションで水が出ない、エレベーターが動かないと苦労された方がたくさんいました。
タワーマンションの構造にもよりますが、低層階だとこうした災害時にも階段を使え、すぐに対処しやすいのは確かです。
強風や地震の揺れを感じにくい
地震対策ができているタワーマンションですが、高層階だと強風や地震のときは揺れやすいです。高層階だと微妙な揺れでも人によっては感じやすいですが、低層階であればその心配もありません。
上記のようなメリットがある反面、
- せっかくのタワーマンションなのに景色が期待できない
- 立地によっては日当たりが悪い
- 周辺のビルから部屋が見えてしまう
などのデメリットもありますので、デメリットも知った上で階層を決めるといいでしょう。
まとめ
札幌のタワーマンションに住みたいという方は年々増えており、高級賃貸マンションでもすぐに入居が埋まってしまうほど。
賃貸であればライフスタイルに合わせて引っ越すこともできますし、冬の雪かきを気にせず、利便性の高い好立地のマンションに暮らせるのは大きな魅力です。
ただタワーマンションを探す際は、賃料や立地だけでなく、共用スペースやエレベーターなどの施設や設備、階層にも考慮し、しっかり内覧をした上で慎重に選ぶようにしましょう。
