札幌の高齢者向け住宅やシニア向け分譲マンションの特徴について
サービス付き高齢者向け住宅やシニア向け分譲マンションなど、高齢者向けの住居について耳にしたことはありますか。これらの住居と有料老人ホームとの違いはなにか、違いが曖昧な方もいらっしゃることと思います。
ここでは区別がつきにくい3つの高齢者向け住居について、違いや特徴、また自分にあった住宅を選ぶ方法やポイントについてご紹介をいたします。
目次
区別がつきにくい3つの高齢者向け住居の違いや特徴について
戸建てのお家を持っていても、老後の暮らしには何かしらの不安を感じてしまいます。高齢になったときの生活を考えて、お家を処分して、高齢者向けの住宅に住んだほうが良いのでは?思うこともあるでしょう。そのようなとき、いざ調べてみると思いの外たくさんの物件があって、どれを選んで良いのか戸惑ってしまいます。そこで、まずは区別がつきにくい3つの高齢者住宅について、ご説明をしていきます。
・有料老人ホーム
60歳または65歳以上で入居が可能、権利方式は利用権で他の人に譲渡することはできません。サービス面については介護を受けられる点が最も大きく、介護度が上がった場合でも安心して暮らすことができます。その反面食事を行う時間や入浴時間、外出に制限が設けられていたりと生活の自由度は低くなってしまいます。
・サービス付き高齢者向け住宅
60歳以上または要介護者認定を受けた60歳未満の方の入居が可能、権利方式は賃貸方式、法令上の規定で安否確認と生活相談サービスが設けられています。ですがサービス付き高齢者向け住宅は、施設とは違い賃貸物件と同じ扱いになりますので、介護サービスの義務付けはありません。食事の提供などのサービスを受けることはできますが、介護についてはそれぞれの物件によって異なるため、確認が必要です。自立して生活ができる方はシニア向け分譲マンションと同じように、自由度が高い住宅となります。
・シニア向け分譲マンション
年齢制限はなし、権利方式は所有権。シニア向けの分譲マンションは一般的なマンションと基本的な部分は変わらないため、サービスについては物件ごとに違いがあります。生活のサポート(食事の提供、買い物代行サービス、掃除洗濯)を受けることはできますが、介護を要する面については外部のサービスと提携する場合が多く見られます。このような点からサービス付き高齢者向け住宅同様、自立した生活を送れる、まだまだ自由に暮らしたい方におすすめの住居と言えます。
高齢者の方が札幌でマンションや住宅選びをする際のポイント
高齢者向けの住宅について簡単に説明をしましたが、ではどのような物件に入居することがベストなのか、選ぶ際のポイントについてです。
・費用
毎月かかる費用、入居時の費用はこれからの生活に重要なポイントとなります。有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、シニア向け分譲マンション、それぞれにかかる費用、項目には違いがありますので必ず確認をしましょう。
・入居条件
上記したそれぞれの住宅には入居条件が定められています。自分は条件を満たしているかも大切なポイントですが、まだまだ自由なシニアライフをおくりたいか、介護を重点的に考えた入居を考えているか、入居の目的を明確にすることが必要です。
・支援サービス
有料老人ホームだけでなく、高齢者向けの住宅でも、それぞれに違いがありますが、支援サービスが行われています。今後のことを考えて、どのようなサービスを受けることができるか、費用と一緒に確認をしてください。
・立地条件
これからのシニアライフを送っていくうえで、どのような場所に住むか立地条件も重要です。利便性がよい場所、家族が近くに住んでいるなど、落ち着いて過ごせる場所も住宅選びのポイントになるでしょう。ちなみに札幌では琴似が高齢者に優しい街として知られています。駅周辺で買い物、病院、区役所など徒歩圏内で全て用事を済ませることができるのも、その理由の一つです。まだまだ健康で自由に過ごすことを優先したい方は、物件選びの候補地にしてみてはいかがでしょうか。
札幌のサービス付き高齢者向け住宅でよく質問を受ける点
色々な高齢者向け住宅を調べて中身を知っていくと、さらなる日常の細かな疑問がうまれてきます。ここではサービス付き高齢者向け住宅に注目し、よくある質問についてご紹介をいたします。
・夫婦二人での入居
賃貸住宅なので、もちろん夫婦二人で入居することができます。また物件によっては家族の入居が可とされる場合もあります。
・入院をした場合
入院をしても退院後、サービス付き高齢者向け住宅に戻り生活することが可能です。要介護となった場合には外部の訪問サービスを利用する、また札幌には要介護5でも入居が可能な物件がありますので、不動産会社に相談し確認をしておくことをおすすめします。
・保証人
サービス付き高齢者向け住宅では保証人が必要な場合が多くみられます。ですが民間企業が身元引受人となってくれるサービスがあり、この利用を可としている住宅もありますので、ご相談をなさってください。
・ペットについて
それぞれの住宅によって違いがありますが、ペット可の住宅や、フロアによって対応している住宅も存在します。ペット可の物件でも必ずペットの種類などを報告し、確認を怠らないようにしましょう。
シニア向け分譲マンションかサービス付き高齢者住宅か迷った場合
65歳を過ぎても健康で元気なシニアの方は、有料老人ホームよりも自由度の高いサービス付き高齢者向け住宅や、シニア向け分譲マンションを考える方が多く見られます。
またどちらを選択したら良いのか、迷ってしまうこともあるでしょう。
そんなときは現地を見学し、体験入居をしてみてはいかがでしょうか。これからの人生を過ごす場所ですから簡単に決められないはずです。気になる物件はパンフレットだけで判断せず、実際に自分の目で見て体験してみることをおすすめします。
複数の気になる住居を立地条件なども含め確認をして、十分に検討を重ねて、これからの住まいをお決めになってください。
もちろん、どんな些細なことでも気になることは納得がいくまで質問をなさってください。
まとめ
高齢者向けの区別のつきにくい住宅は大きく分けて3つに分類されます。
・有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅
・シニア向け分譲マンション
そして物件選びに外せないポイントとして
・費用
・入居条件
・支援サービス
・立地条件
これらを必ず確認しましょう。
また夫婦二人での入居やペットとの入居、保証人の有無や、不安になってしまうこれからの体調に合わせてのサービスについてなど、気になる点があれば、物件によって違いがあるので、必ず聞いておくことを忘れずに。
そして最後に、どのような住宅に住むかは、これからのライフスタイルを決める大事な決断です。パンフレットや資料等だけでは決めずに、現地へ行って確認をし体験入居を行って、納得のいく住まいを手に入れましょう。