札幌でメゾネットタイプの賃貸を探すポイントと注意点

集合住宅なのにお家の中に階段がついているメゾネットタイプ。
メゾネットタイプのお部屋はデザイナーズマンションで採用されていることが多く、とてもオシャレで、ドラマなどで見かけることもあり、住んでみたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また小さなお子さんがいる場合は、階下への騒音が気になるところ。メゾネットタイプならその点もクリアができます。

しかしメゾネットタイプでも探すときに注意をしなくてはいけない点、ポイントも存在します。まずはメゾネットタイプの形態について、家族向きの物件の探し方からみていきましょう。

メゾネットとテラスハウス、ロフトの違いについて

メゾネットタイプの物件をネットで探していると、一緒にテラスハウスがでてきたり、一人暮らしの方だとロフトあり物件との違いに戸惑ってしまうかもしれません。そこで一般的には、どのような物件をメゾネットというのか、テラスハウスやロフト付き物件についても説明をしていきます。

メゾネット

集合住宅であるのに、1つの住まいに2階以上の住居スペース、つまり部屋がある物件のことをメゾネットと言います。簡単にいうと集合住宅なのに、部屋の中に階段がついていて1戸建ての感覚があるような住居です。またメゾネットの物件にもタイプがあり、1階はちょっとした収納スペースと玄関だけで、2階に居住スペースが集約されているタイプ。また本当の1戸建てのように、1階にも2階にも居住スペースがあるタイプと、大まかに2つのタイプに分かれます。

テラスハウス

マンションのような共有部分がなく低層階の住宅。そして長屋の2階建てのように、お隣とは壁を共有している物件をテラスハウスと言います。エントランスなどの共有部分がないことから、メゾネットタイプの住居より、さらに一戸建ての雰囲気を感じることができるでしょう。

ロフト

部屋の中に階段があったとしても、2階部分に当たる床面積が一階の半分以下、そして一階から天井までの高さが140センチ以下となる場合はロフトとなり、2階部分は部屋ではなく収納部分としてみなされます。ですがロフトの収納部分を寝る場所として活用する方も多く、単身者の方には人気の物件です。

【子供の騒音が気になる方へ】メゾネット物件の探し方のポイント

「メゾネット　賃貸」とネットで物件を検索すると、賃貸アパートや賃貸マンションというように表記に違いがでてきます。

ではアパートとマンションではどのような違いがあるのでしょうか。聞かれるとはっきりと答えることができないという方も多いのでは。

実はそれもそのはず、アパートとマンションを区切る明確なものはありません。マンションと明記するか、アパートと明記するかは不動産会社の判断に任されることがほとんどなのです。

ですが多数の会社では建物の構造を判断基準にし、鉄骨造や鉄筋コンクリート造などはマンション、木造や軽量鉄骨造だとアパートと判断し、更に加えて3階以上だとマンション、2階建てだとアパートと表記し賃貸をしていることが多いようです。

ファミリー向けのメゾネットの賃貸物件を探している場合、お子さんの騒音が気になる場合は、階下への騒音だけでなく、お隣さんへの騒音にも注目をして、建物の構造をポイントにしてみてください。

マンションと明記されていても安心せず、鉄骨造、鉄筋コンクリート造という建物の構造をしっかりと確認をすることが大切です。

賃貸のメゾネット物件、札幌ならでは注意点

物件には良い点が存在する反面、どのような住居でも逆に問題点、注意点があります。メゾネットタイプはおしゃれで、空間を区切ることができる反面、注意しなくてはいけない点が存在します。

寒さが厳しい札幌ならではの注意点

メゾネットタイプはお部屋は2階建て以上になっているため、暖房器具を使って温めた空気が上へとのぼり、下の階がなかなか温まらないという問題点が生じます。そのため灯油代や電気代、ガス代がかさむ点に注意が必要です。物件についている暖房器具の種類、また暖房器具を動かすエネルギーの種類も、シーズンを通しての暖房費に大きく影響をしてきますので、注意をしてください。ちなみに簡易的な電気ストーブだけ、こたつだけでは北海道の冬を乗り切ることはできません。メゾネットタイプだからこそ、しっかりとした暖房器具が必要となることでしょう。

駐車場がある場合は、除雪についても注意が必要

札幌は北海道の中でも雪が多く降る地域です。マンションだと共有部分の除雪は管理会社が行ってくれる場合がほとんどですが、駐車場については個々で除雪が必要となることが少なくありません。駐車スペースの除雪について、また自分で行わなくては行けない場合は、どこに除雪した雪を積み上げることができるのか、その場所についても確認をし注意をしなくてはいけません。

札幌でもメゾネット物件は希少！その理由と解決策

おしゃれで単身者の方にも人気

メゾネットタイプはデザイナーズ物件の場合も多く、ファミリーの方だけでなくセンスの良い部屋に住みたいという単身者の方にも人気です。賃貸なので、空きがでたらすぐに内見をし契約をする方も少なくはありません。

賃貸マンションのメゾネット物件は戸数が限られている

賃貸マンションのメゾネットタイプは、マンション全体がメゾネットのお部屋がというわけではなく、1階～2階部分、上層階のみなどと限られていて、そもそも戸数が限定されています。

メゾネットタイプの賃貸物件探しはこちらから

気に入ったメゾネット物件が見つけられない場合の解決策

セキュリティなどの部分から、どうしてもマンションがよい。という場合でなければ、札幌の場合、中心部から離れるとテラスハウスを多く見つけることができます。木造や軽量鉄骨造の場合、お隣の音が気になるところですが、お隣の壁際に家具を置く、防音シートを利用するなどの方法で騒音を軽減することは可能です。

またテラスハウスには、同じような感覚を持ったファミリーが生活をしていることも多く、子供の騒音に寛容であったり、世代が同じで子供同士が仲良くなりやすいなどの、メリットもあることでしょう。とは言え、違った世代の世帯が住んでいることもあるので、物件探しの際は直接見に行き、ご近所さんの情報収集も忘れずに。

生活スタイルと札幌ならではの注意点を考慮して賃貸の物件探しをしてみよう

小さなお子さんがいて家族向きのメゾネットタイプの物件をお探しの方は、階下や周りの方への騒音が気になり、マンションでも気兼ねなく過ごしたいという考えの方が多くいらっしゃることでしょう。

その場合、ポイントとなるのはやはり物件の構造です。階下への対策は万全だと思っていても、構造によって隣りから苦情が入っては意味がありません。物件をお探しになる場合は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造などの建物の作りの部分に注目をしましょう。

またお子さんと一緒にいる時間、どこで過ごすことが多いのか？その点もメゾネットのお部屋をお探しの際はポイントとなります。子供部屋ではなくリビングで過ごすことが多いのであれば、メゾネットの2階部分にリビングやキッチンがあるお部屋を。子供部屋で過ごすことが多い場合は2階にお部屋があるタイプの物件を探しましょう。

そして北海道ならではの注意点、暖房費や除雪についての確認も忘れずに。お探しの条件にあったメゾネットのお部屋を見つけられない場合は、どこかに妥協点を見つけ、テラスハウスなどの物件も視野に入れてみることをおすすめします。